医療連携パートナー認定講座

子宮美人化計画主催の「医療連携パートナー認定講座」でお話をいたします。

こちらは、医療と連携して、女性の健康をサポートするセラピスト・ボディーワーカーを養成する講座で、医師、弁護士、薬剤師の先生方から「医療と連携するために知っておくべき知識」を学んでいきます。

私は、産婦人科における非医療者であるセラピストの立ち位置などを、事例を通して考えていきたいと思っています。


詳細やお申し込みは、子宮美人化計画さんのホームページにて。
当スクール受講生の方は、受講料が2割引になるそうです。(暗唱コードが必要ですので、私にメールして聞いてください!)
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修了証を差し上げていない理由

  • 受講したら、修了証はもらえますか
  • 受講したら、すぐにマタニティトリートメントをメニューに加えることはできますか

皆様から、とても多いお問い合わせです。


「まあ、受講さえすれば、必ず修了証がもらるのであれば、手っ取り早くて簡単でいいですよね。とくにマタニティトリートメントの場合、修了証があれば、妊婦さんから信用してもらいやすいし。」


・・という理由から、修了証はお渡ししていません。
そこには、セラピストの責任、スクールの責任が入っていないからです。

代わりに、筆記と実技の認定試験に合格した方に、認定証を差し上げております。


関連して、受講すればすぐにマタニティトリートメントができるのか、というご質問。

これは、当スクールだけではなく、例えば小学校でも予備校でも、他のセラピスト養成スクールだとしても一緒だと思いますが、スクールは100%の責任を持って「教える」ことをしています。

ただ、「覚える」ことは、自分しかできません

小学校で新しい漢字を習ったら、お家で何度も何度も、漢字を紙に書いて覚えましたよね。
それと一緒です。

自分で「覚える作業」をするか、しないか。
それによって、すぐにマタニティトリートメントができるか、できないか、の答えが決まってくると思います。

この、「覚える作業」のお手伝いとして、当スクールとしては、無料再受講制度、実技復習講座などを設けています。


最近、ある尊敬する方とお話をしていて、「プロフェッショナルとは?」と考える機会がありました。自分のマインド次第で、よい意味にも、悪い意味にもなります。

ぜひ、一度、皆さんも「プロフェッショナルなセラピストとは?」を考えてみてください。

ヘッドスパとアロマセラピー

昨日は、中京商事さんからのご依頼で、美容師の方へのアロマセラピーセミナーを行いました。

参加されたのは、主にオーガニックホホバオイル(インカオイル)を使用したヘッドスパを、全国の美容師さんたちに教えていらっしゃる講師の方々。
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当初の予定を変更して、ケーススタディによる精油のブレンディングなどより実践的なお話をしました。

女性ホルモンのお話は、活発にご質問をいただいたり、とても有意義な時間になりました。

私たちセラピストなら、月経周期を直接クライアントに伺って、卵胞期や黄体期などの周期に合わせた精油の選択などもできますが、美容師さん、特に男性美容師さんの場合、聞きづらいと思います。

その場合、エストロゲン、プロゲステロンの作用を知っておくと、見分けがつきやすいかもしれませんね。


ヘッドスパの癒しの効果は絶大ですので、そこに一歩踏み込んだ精油の選択ができると、クライアントのQOL向上により一層つながると思っています。

授乳中、フェンネルのハーブティは母乳によいのか、赤ちゃんに悪いのか

受講生の方からのご質問で、


「出産プレゼントで、フェンネル(シード)を含むブレンドハーブティをあげました。お店の方から、『フェンネルは、昔から母乳を促す作用があると言われている』と勧められたのですが、念のために調べたところ、国立健康・栄養研究所のHPには『フェンネルは、授乳中の摂取は危険性が示唆されている』とありました。いったいどちらが正しいのでしょうか?」

とありました。


結論から言えば、「どちらもその通り」です。
フェンネルは、母乳促進をうたっている市販のハーブティブレンドの多くに含まれているように、ヨーロッパでは昔から「母乳ためのハーブ」と言われてきました。

しかし同時に、相反するデータもある、ちょっとやっかいな代物。(ロンドンではマーケットでよく売っています、写真には写っていないけど。。)
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まず、前述の国立健康・栄養研究所とは、
健康と栄養に関する研究、情報の提供と推進を行っている独立行政法人。→国立健康・栄養研究所ホームページ


その中の「健康食品の素材情報データベース」の中で、フェンネル(和名:ウイキョウ)の安全性が取り上げられています。

PubMedへのリンク先から、被害事例をシェアします。要約すると、
生後15日と20日の2人の新生児が、体重が増えずに入院。検査の結果、低血圧、昏睡、嘔吐、泣き声がか弱い、吸い込みが弱いなどの中枢神経系の症状があった。どちらの母親も、フェンネル、アニス、リコリスなどを含むハーブティを1日2リットル以上飲用。哺乳を休止した後、24−36時間で症状は改善し、ハーブティを止めた母親が哺乳を再開しても良好な状態が続いた。研究者らはフェンネルとアニスに含有されるアネトールが起因する神経毒性と指摘。ただし母乳中のアネトール濃度は測定されていない。(Rosti L,ら  Acta Paediatr. 1994;83:683)

Toxic effects of a herbal tea mixture in two newborns (PMID:7919774)


フェンネル含有のハーブティを、毎日2リットル飲んでいた授乳中のお母さんの子が具合が悪くなったけれど、ハーブティやめたら元気に戻りましたよ、という2例のレポートから、危険性を示唆しています。


逆に有効性については、

ヒトでの有効性についての信頼できる十分なデータはない

とあります。つまり効果ない、と。



そこで、信頼できるデータは本当にないのか、もうちょっと調べてみました。


やはり、エビデンスレベルとしては、研究報告、症例報告レベルのものしか見つかりませんでしたが(そもそも、それ以上のものはないでしょうね...)、いくつか挙げてみると、


[グループ1] フェンネルを含むハーブティブレンド、[グループ2] リンゴの紅茶、[グループ3] なし、の3グループ、各22人の母親。[グループ1] が産後3日目の搾乳量が多く、子供の体重減少も有意に少なかった。出生後早期の体重増加にハーブティブレンドは有効。ただし長期間のアウトカムデータ収集はなく、フェンネルに起因するかは不明。(J Altern Complement Med. 2011 Feb;17(2):139-42. )

The effect of galactagogue herbal tea on breast milk production and short-term catch-up of birth weight in the first week of life(PMID:21261516)


[グループ1] フェンネルを含むハーブティブレンド、[グループ2] 紅茶、の2グループは、それぞれ1日3回摂取。4週間後、[グループ1]の方が、授乳頻度、排便排尿の回数、体重増加、頭囲がわずかに増加。身長の増加には変化なし。(Shiraz E Med J. 2014)

The Effect of Herbal Tea Containing Fennel Seed on Breast Milk Sufficiency Signs and Growth Parameters of Iranian Infants


また、安全性に関しては、フェンネル含有のハーブティ950ml飲用後、母乳成分にアネトールを含むテルペン類の増加は見られなかった、という報告もありました。(Melanie Y. Denzerら 2014)

Are Odorant Constituents of Herbal Tea Transferred into Human Milk?

 


ただし、同一国(イラン)の論文が多くて、その時点でバイアスがかかっている可能性もあり、だんだん私がラビリンスに入り込んでしまいました。笑



こうなったら、いっそ経験に基づいたご意見も伺ってみようと、助産師Kさんに尋ねました。


産後ママのおっぱい触って50年(推定)、母乳担当の大ベテラン助産師さんで、なによりKさんの素晴らしいところは、「キャベツの葉でうつ乳は冷やしましょうね」的な、非科学的なことは言わない。



私「ハーブティで、おっぱい出るようになると思いますか?」


Kさん「否定はできないわね。」ちょっとニヤリ。


「ハーブティを飲むようなママは、頭の中が『おっぱいおっぱい....』と追い詰めれれているから飲むわけで、それでリラックスして出るようになるかもね。でもハーブティ飲んで終わりじゃだめよ。赤ちゃんに吸ってもらえるように、抱き方とかタイミングを工夫することが大事!」


私は、普段はブログのタイトル通り、エビデンスを重要視するように心がけているアロマセラピストですが、この件に関しては、Kさんのこの一言が、どんな論文よりも腑に落ちました。笑



【授乳中、フェンネルを含むハーブティは飲んで良いのか、飲んではいけないのか。】


私の結論としては、


1日に2リットルを毎日飲むのは、明らかに過剰摂取だが、Shirazらの報告にあるように、カップ3杯を飲むことは、母親に鎮静効果(リラックス効果)をもたらし、催乳作用ももたらす『かもしれない』。(要は精油にしてもハーブにしても、摂取量に注意する!←これ最重要)

あとは授乳四十八手を笑いながら参考にしたり、ラ・レーチェ・リーグなど信頼のできるサイトで情報収集する。


こんな感じです。(あくまでも私個人の意見です)


産後、骨盤は『歪みますか』?

今週は、産後アロマトリートメント講座をおこないました。

北海道から山口県まで!
日本各地からセラピストさんがいらしてくださいました。

また、育児真っ只中の、産後ママセラピストさんも3人いらしたので、実技練習の前と後とで、体の違いを自ら体感していただくこともできました。(かなり感動されていました!)

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産後、一般的によく言われているのは、
「産後は骨盤が『歪んでる!』 肥満の原因になるから戻さなくちゃ!」こんな考え。


しかし、『歪み』とは、正しくは、

「骨盤を形成している骨(仙骨・尾骨・腸骨・恥骨・坐骨)を、強固に安定させる靭帯(仙結節靭帯、腸腰靭帯、仙棘靭帯・・などまだまだたくさん!)が、妊娠中から分泌される分娩補助のホルモン・リラキシンによって弛緩して、恥骨結合が開き、仙腸関節も緩み、坐骨が開く」

ので、

「骨盤を支持している周りの筋肉が硬くなり、骨盤の傾きのバランスが悪くなる。」

ことを指しています。(長い、ふぅ〜)


通常、月日の経過とともに、開いた骨盤は元に戻る力を持っています。
しかし、出産の方法や産後の授乳や抱っこの姿勢で、筋肉にさらに負担がかかり、バランスがより悪くなる方もいます。・・というか多いです。

おまけに、坐骨が開いたままだと、骨盤底筋群も開いたまま。
おそらくそのことが、「肥満の原因」と言われているのかな?、と推測されますが、それよりももっと日常生活を不快にすることが起こります。


なので、その硬くなってしまっている筋肉を見つけ出して、まずはオイルトリートメントで柔軟にして、それから骨盤底筋群やインナーユニット、弱くなってる筋肉を鍛えていきましょう、ということを講座でお伝えしています。


早いもので、来年の1月の講座の募集を開始しました!



「妊婦さんのお腹には赤ちゃんがいる」

9月2回目の、マタニティアロマトリートメント講座。

30週の妊婦セラピストさんの受講に加えて、再受講で31週の妊婦セラピストさんがデモンストレーションのモデルに来てくれました。

また、助産師セラピストの方もいたので、様々な立場からの意見交換ができました。
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いつもお話しているのですが、マタニティトリートメントは「ゆったり感」がポイント。

妊娠中、早いスピードや急に強い圧がかかる手技には、「快適さ」の前に「怖さ」を感じてしまうケースが多いです。

この日、お二人の妊婦セラピストさんも、まさに同様のことをおっしゃっていました。


「妊婦さんのお腹には赤ちゃんがいる」
ものすごく当たり前のことですが、改めて心に留めながら施術をおこないたいです。

産後の「首こり」には注意

産後、授乳や沐浴などによって、うつむいて肩が前に出る姿勢をとることがよくあるので、「首がこる」と訴えるクライアントはとても多いです。

特に、下の黒丸の(後、中、前)斜角筋が硬くなってしまっているケース。

頸部のトリートメントのとき、左右に側屈・回旋しておこなうと、乳突筋の後ろに細くパラパラとした硬い腱のように感じる筋肉に触れたことがある方も多いと思います。
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そのまま過度な緊張が続くと、血管や腕神経叢を圧迫して、手のしびれや痛みを誘発する胸郭出口症候群の原因にもなります。

だからと言って、この筋肉をがっつりと強圧でトリートメントすることはNG!
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クライアントも非常に不快に感じますし、腕神経叢や血管はこれだけすぐ側を走行しています。


代わりにこの2つの筋肉にアプローチをしてみてください。

1つ目は小円筋。
肩甲骨外側縁から上腕骨大結節まで、腋窩の極あたりにあります。これも強擦では痛みを感じるので、丁寧にペトリサージュをします。ただし、授乳中は腋窩を押圧することは避けます。
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2つ目は、小胸筋。
ここも過緊張が続くと、手の痺れの原因になることもあるので、デコルテの施術の際に、ナックリングなどで緩めていきます。
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斜角筋は、腰痛にも呼吸にも関与する、小さいけれど重要な筋肉です。

※腕の痺れや痛みがある場合は、必ず医療機関への受診を勧めてください。

保育士さんたちの勉強会

昨日は、産婦人科勤務の保育士の方たちに、ベビーマッサージの勉強会を行いました。

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こちらでは、ベビーマッサージのほか、お茶会やランチ会、ヨガなどの運動系、英語・知育教室など、子育て支援のための場が充実しています。

保育士の方々も、定期的にミーティングを重ねて、どうしたらママとお子さんがよろこんでいただけるのか、アイデアを出し合っています。

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パーティーなどのイベントごとは、特に人気があるそう。

来月、こちらの協会の方々と合同で、わらべうたの先生をお迎えして、ベビーマッサージセラピスト講座受講者へのフォローアップ講座を予定しています。


マタニティトリートメント講座での写真

時間が空いてしまいましたが、先週、9月のマタニティアロマトリートメント講座をおこないました。

今回はみなさん、東京、千葉、埼玉の近郊にお住まいのセラピストさんたちでした。とても深くて楽しい学びの時間にしていただけたことに感謝いたします。

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終了後の集合写真は、毎回必ず撮っているわけではなく、「2日間やり終えた〜!」という達成感と疲労感から、ご参加の皆さんが「このままお別れするの、寂しいね・・」という雰囲気になったときだけ撮っています。


まったくもって、強制的にお願いしているわけではないので、苦手な方は安心くださいね。むしろ、私も何かのセミナーに参加した後に、当たり前のように、「写真撮るから集まってくださーい!」という、あの流れは苦手です。

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実技の写真はできるだけ肌の露出が少ない時に。


さて、9月は来週もマタニティアロマトリートメント講座があります。
来週は妊婦さんがおふたりいらっしゃる予定。これまた楽しみです!

老舗ホテルでのマタニティトリートメント

先日、マタニティトリートメントの指導をさせていただいている、「パークアイアット東京」へ打ち合わせにお伺いしました。

今でこそ、東京にはたくさんの外資系ラグジュアリホテルがありますが、おそらくこのパークハイアットがその先駆けだったのではないでしょうか。
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このホテルの象徴とも言えるライブラリーを通り抜けて、

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45階にある、スパ「クラブ・オン・ザ・パーク」の受付へ。(スタッフの皆さんが「隠れまーす!」とフロントデスクの下に潜り込んだのですが、ちょっとだけ頭が見えてしまっているのが、かわいらしい。笑)

スパを利用できるのは、会員もしくは、宿泊者のみです。

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そして、トリートメントルームからの眺望。
この日は雨だったので、ちょっと残念。

年月とともに、老舗ホテルの円熟さがプラスされて、とても居心地の良い空間です。

世界のハイアットのポリシーとして、妊婦さんの施術をおこなうセラピストは、必ずマタニティトリートメント研修を受けていることが条件となるそうで、一流ホテルスパの素晴らしさはこういうところから現れてくるのですね。

パークハイアット東京をはじめ、ラグジュアリーにランクされているホテルスパに勤務されているセラピストさんは、皆さん所作がとても美しいのが、指導している私もよい刺激をいただきます。

プロフィール

マタニティセラピストスクール

原田 香

Author:原田 香
イギリスにてITECの国際資格を取得。さらに知識を深めるために、St. Mary's University(ロンドン) などで補完代替療法を2年に渡り学びました。

イギリスと日本のサロン・スパ、そして産婦人科・緩和病院などの医療機関で臨床を積み重ね、病院内のメディカルサロンの立ち上げ、外資系ホテルスパや自然派コスメブランドでのマタニティトリートメント導入にも携わっています。

これまで300名を超えるセラピストの方にマタニティトリートメントをお教えしてきました。リスクマネジメントを重んじ、安全を最優先にした、効果的なケアをお伝えしています。受講後に、産婦人科で活躍する方や妊産婦向けのサロンを営む方もたくさんいます。

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