aromatopia No.133 に論文が掲載

アロマトピア No133 (2015年11月発売)

〈Free Theme Article〉
産婦人科領域でのアロマセラピストの可能性
─分娩時の和痛トリートメントとその効果

213054.jpg


産婦人科でおこなっている「アロマ分娩」に関する小論をアロマセラピー専門誌「アロマトピア」に掲載していただきました。

アロマ分娩は、私たちアロマセラピストによる、医療領域以外での分娩サポートで、陣痛の痛みと不安感・恐怖心の緩和を目的としています。

135人の産婦への分娩後の調査によって、陣痛の痛みは平均で1/4へ、不安感・恐怖心は1/5まで軽減することができるという結果が見えました。


痛みと不安感・恐怖心には相関関係があります。
上手に精神的に鎮静することができれば、それは肉体的な鎮痛に繫がります。


使用している精油、実際に産婦さんが「効果的」と感じた精油についても書かれています。
アロマトピア編集長にお誉めのお言葉もいただいた、仲間と一緒に数ヶ月費やして書いた論文ですので、たくさんの方にごらんいただけたらうれしいです!


→→ アロマトピア No133


スポンサーサイト

安全なマタニティトリートメントのために

11月のマタニティアロマトリートメント講座。

今回も、東京近郊だけでなく、広島、栃木からも受講していただき、充実した時間を皆さんと共有することができました。


皆さんから、私も写真に入るように言っていただき、その日はタイマー付きのスマホも、あいにく自撮り棒もなく(笑)、必死で撮ってみた結果・・

20151119_172533.jpg


おでこしか写っていなーい、もうヘタ過ぎー ^^;
まあよしとします。



私がマタニティトリートメントで最も重要視していること。
それは、リスクマネジメントです。


・トリートメントが効果的な妊婦さん
   ↑↓
・トリートメントが禁忌となる妊婦さん


その判断を妊婦さん本人や産婦人科の医師だけに任せるのではなく、セラピストが見極めることができる知識はぜったいに必要です。

講座では、禁忌とすべき病名や症状を学び、母子手帳や服用中の薬、カウンセリングシートなどを利用して、セラピストが判断できるようにしていきます。

更に、トリートメント中に起こりうる「万が一」に備えて、その対応方法も学んでいきます。



まずは、「トリートメントが効果的な妊婦さん」を見極めることができるようにして、その上で体に負担のない、そして効果的なマタニティトリートメントをおこなうようにしていきます。

産婦人科セラピスト募集

Facebookでもお知らせしましたが、産婦人科にておこなっているアロマ分娩を担当するセラピストを1名募集します。


【産婦人科セラピスト募集のお知らせ】

職種: 
・分娩時のトリートメント(アロマ分娩)をおこなうアロマセラピスト
・分娩がないときは、外来にてハンドトリートメントやハーブティーサービスなどのコンシェルジュ業務
(今回の募集はトリートメントルーム勤務の妊産婦トリートメントをおこなうセラピストではありません)

勤務地: 
・神奈川県平塚市 前田産婦人科

勤務時間: 
・9時ー16時(昼休憩・残業有り)
・分娩が延びたときは19時頃になります

曜日: 
・火・金曜日(Wワーク可)

資格: 
・AEAJアロマテラピーインストラクター以上のアロマセラピーの資格
・平塚まで1時間以内で勤務できる方
・セラピスト経験者

その他、時給などの詳細は別途。(ぶっちゃけあまりよくはないですすみません、、)

自画自賛ですが、今、在籍しているセラピストが全員、とってもよい人ばかりで、ものすごーくよいチームなんです!
なので、

・気遣いのできる
・聡明だけど謙虚で
・明るいけど落ち着きがあって
・社交的な接客好きで
・テキパキと仕事をこなせる
・体力に自信のある

そんな方と一緒に働きたいです。(お嫁さん候補のような条件みたい・笑)
出産経験・妊産婦トリートメント経験は問いません。

興味のある方は、Facebookをやっていらっしゃる方はメッセンジャーにて下記をご連絡ください。
やっていない方は、スクールのメールまでご連絡ください。

(1)お住まいの市町村(横浜市の方は区まで)
(2)アロマセラピーに関する取得資格
(3)職歴を箇条書きで(2013年3月−2015年1月 XXホテルスパ勤務 のように)


Facebook: 原田香 https://www.facebook.com/maternity.school
メール: info@maternity-school.com (返信が遅くなります)

不妊症の方に禁忌の精油

「妊孕性(妊娠する力)とアロマセラピーの明確な関連性について科学的な根拠はない」

ということが、先日の不妊症セミナーでも確認されました。
もちろん、これは妊娠を望む方にアロマトリートメントや精油を使用することがムダであるという、短絡的な意味ではありません。

私たちセラピストの目的は、「クライアントを妊娠させること」とは異なるところにあります。


P1000917_201511111702003d3.jpg


ただし、逆の文献、すなわち避妊作用とアロマセラピーの関連性については、症例報告レベルも含めてですがいくつかあります。


βミルセン
0.25g/kg以上のβミルセンを妊娠中に経口摂取させると、ラットの受胎能力や産子数、胎子の発達に障がいをもらたすことが確認された。(Delgado et al. 1993)

フェノールメチルエーテル類
とくに、フェンネルやアニスに含まれるアネトールはエストロンやエストラジオールに関与する物質である。アネトールの作用はエストロンのそれよりも軽度であり、マウスよりもラットにおいて、より大きな影響がある。
トランスアネトールは少ないながらもエストロゲン様作用を有している。(Zondeck and Bergman 1938)

アピオール
ディルに含まれるアピオールに関する動物実験で、最大容量(具体的な数値は不明)で出血、肝臓障害、流産が見られた。(Patoir et al. 1936)また3ヶ月間無月経だった女性が高容量摂取して死亡した。その他、過剰摂取で中枢神経系への影響がある。(Lowenstein and Bsllew 1958)

(引用:Maria Lis-Balchin Aromatherapy Science 115)


最初のミルセンは、モノテルペン系炭化水素で、グレープフルーツなどの柑橘系やジュニパーベリー、ティートリーなどいろいろな精油に含有されます。
ただ、無理矢理ですがラットをヒトに置き換えて単純に計算すると「体重50kgの人が62.5g ≈1250滴の精油を飲む(※ミルセンが20%含有の精油Aと仮定して)」ことになるわけで、これは例えるなら、しょう油をごくごくと100本位飲み干すような、常識ではあり得ない量を摂取しています。
一般的な使用濃度、頻度であれば、それほど恐れる成分ではないのかな、と感じています。

フェンネルやアニスに含まれるアネトール、トランスアネトールについては、エストロゲン様作用があるので、人工授精後や胚移植後など妊娠している可能性のあるときは禁忌にした方がよいと思います。
フェンネル・アニスはともに「強力な精油」ですので知識なく使用することは厳禁です。

アピオールは整腸作用や月経不順などに有用とされている成分で、精油ではパセリシードなどに含有されています。
中世ヨーロッパでは「中絶」目的で服用されたりしたそうです。パセリシードもアロマセラピストでない方は安易に使うことはお勧めできない精油です。

その他、流産誘発作用にはカンファーなどもあります。また遺伝毒性、神経毒性を示す精油にも要注意です。


blogfooter_201507012229029ad.jpg

プロフィール

マタニティセラピストスクール

原田 香

Author:原田 香
イギリスにてITECの国際資格を取得。さらに知識を深めるために、St. Mary's University(ロンドン) などで補完代替療法を2年に渡り学びました。

イギリスと日本のサロン・スパ、そして産婦人科・緩和病院などの医療機関で臨床を積み重ね、病院内のメディカルサロンの立ち上げ、外資系ホテルスパや自然派コスメブランドでのマタニティトリートメント導入にも携わっています。

これまで300名を超えるセラピストの方にマタニティトリートメントをお教えしてきました。リスクマネジメントを重んじ、安全を最優先にした、効果的なケアをお伝えしています。受講後に、産婦人科で活躍する方や妊産婦向けのサロンを営む方もたくさんいます。

≫ マタニティセラピストスクール

≫ Facebook

http://maternity-school.com/

検索フォーム

QRコード

QR