産後トリートメントはゆるゆると

昨日は、産後アロマトリートメント講座をおこないました。
東京、神奈川、千葉、静岡などから、集まっていただき、楽しい学びの時間となりました。
(まーた、写真を1枚も撮っていなかった・・)

マタニティアロマトリートメントと産後アロマトリートメントをセットで、産前産後の女性に寄り添っていきたいと、考えるセラピストの方が多いです。


こちらの講座は、産後の骨盤にフォーカスを当てています。
ただ、オイルトリートメント系のセラピスト対象ですので、骨に直接アプローチをかける手技はおこなっていません。



まずは、骨盤や股関節を支える骨格筋はもちろん、頭から足先まで、全身の筋肉に柔軟性を与えることから始めていきます。

妊娠、出産、育児によって、頑張りすぎているママの体と心。

※本当は、周りの手をいっぱい借りて、ゆっくり休むことを頑張ってほしいのです!

あちこちの筋肉に(精神的にも)強張りがあります。
やさしく、ていねいに、ゆるゆるゆるゆる・・と、オイルトリートメントでゆるめていくようにします。

次のステップとして、
無理のない負荷をかけて必要な筋肉を引き締めていき、それをキープする・・という流れになっています。



そして、私たちが対象とすべきは、「健康な方」であることを常に心がけます。
治療の必要な方をカウンセリングで見極めて、そのようなクライアントには医療機関への受診をお勧めすることも、私たちが行うたいせつなケアの一つであると考えています。



こちらの講座は、年内は満席でキャンセル待ちの方も多数いらっしゃり、ご予約が難しくなっています。
次々回は、2017年2月を予定しています。(募集開始は11月からです)


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マタニティアロマトリートメント@鹿児島

沖縄での研修が終了して、一旦、東京に戻ってまたすぐに、今度は鹿児島に飛びました。

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産婦人科にてトリートメントをされているセラピストさんが中心となり、そのお仲間の方々の合計6名で、マタニティアロマトリートメントの研修を行いました。


鹿児島でも、マタニティトリートメントのニーズは増えてきたのに、なかなかスクールがないとのことで、お呼びいただきました。(数々のお心遣いをありがとうございました!)


今回、参加者の中に、妊娠35週のセラピストさんもいらしたので、みんなでちょっとずつ、お腹のトリートメント。快くお腹を貸していただき、貴重な練習ができました。

妊婦さんのお腹へのファーストタッチは、ちょっとコワゴワになりがちですが、何度かエフルラージュをしていると、だんだんと赤ちゃんからの癒しのパワーが伝わってきます。
セラピストが赤ちゃんから幸せをもらえるんですね。すごいな〜。



研修場所は、鹿児島市内からちょっと外れたところ。
周りは山々に囲まれ、ほのぼのとした風景に癒されて、すっかり研修中の写真を撮ることを忘れてしまいました。

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唯一の集合写真は、ちょっと疲れが出てきているので、「写真は小さめで・・」ということで、西郷さんと一緒にして小さく。笑


実は、鹿児島にお邪魔したのは初めてのことでしたので、翌日は鹿児島在住のイギリス時代のセラピスト仲間にも会えて、私も楽しい鹿児島滞在になりました。

沖縄でベビーマッサージ

今月は、沖縄と鹿児島に出張講座でお伺いしました。

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まず先々週の、沖縄から。

呼んでいただいたのは、沖縄の産前産後の女性と保育士さんを支援する活動をされている、Organic&Aroma Petaluna さん。
セラピスト17人の方にベビーマッサージセラピスト研修を行ってまいりました。


マタニティアロマトリートメント講座、産後アロマトリートメント講座に続いて3回目の訪問となります。

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今回、社長の伊藤さんから、かなりショッキングな沖縄県の現状をお伺いしました。


沖縄県は出生率が全国1位なのですが、同時に離婚率も全国1位。
となると、必然的にシングルマザーも増えてきます。(ただ、沖縄は東京とは異なり、核家族が少ないそうです。)

完全失業率、子供の貧困も深刻な問題とのこと。
調べてみたら、


完全失業率: 
5.8%(H28年4−6月、出典は総務省統計局「労働局調査結果」)→cf. 全国平均3.3%

子供の貧困率: 
37.5%(2012年、引用元は毎日新聞2016/2/18記事)→cf. 全国平均13.8%


と、いずれも全国平均を大幅に上回る驚愕の結果でした。



出生率が全国1位であることからも、本来の沖縄はとても子育てのしやすい環境なのだと思います。

問題解決には、地元企業の成長、学校でのキャリア教育や性教育の見直しなど、官民学が連携して解決していく必要性を、素人ながら感じました。


Petalunaさんの支援プロジェクトも、小さな一歩として、沖縄の未来を変えていくはず!


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研修は、とても楽しく行うことができました。


ベビーマッサージの有効性を、発達心理学や臨床データに基づくエビデンスからもお話して、実際にママたちへのデモンストレーションも見ていただきました。

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2日間で、計9組のママとお子さんが集まったのは、さすが!

そして、グループに分かれて、ロールプレイです。

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本当に、Petalunaの皆さんは、やさしくて楽しい方ばかりで、地元の妊婦さんやママたちに愛されているお店であることがよくわかります。

私も、遠くからずっと応援していけたらと願っています。

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安全に逆向きになっていただく方法

先週、10月のマタニティアロマトリートメント講座を開講しました。
今月もまた、日本各地からご参加いただきました。


こちらの講座は、プロフェッショナルなセラピストの方を対象に、妊婦さんをトリートメントするときに必要な知識と、アロマトリートメントの技術をお伝えしています。

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マタニティトリートメントでは、クライアントである妊婦さんが、体勢を変えるときのサポートもたいせつな技術のひとつ。


途中で、体の向きを変えていただくことがあります。

その際、セラピストは、一般の方のようにタオルを持ち上げて誘導するだけでは、NG。
場合によっては、思わぬ事故に繋がりかねません!


妊婦さんが向きを変えるときは、必ずセラピストが「柵」になるようにします。
妊婦さんが移動する側のベッド脇にしっかりと立ち、自らの体で転落を防ぎます。


これは、介護の現場などでも使われている技術です。


マタニティトリートメントは、そのような細かな配慮が、大きな安全に結びついていきます。

セラピストの倫理観

マタニティトリートメントに限らず、

私たちセラピストのおこなうトリートメントは、リラクゼーションを提供してその人の持つ自然治癒力を高めいくことが目的です。



ところが、国民生活センターへの「施術による危害」の相談が、この5年間で1000件以上に上るとのこと。(NHKクローズアップ現代2016/2/10放送)

癒されに行って、健康被害に合うとは、だれも思っていなかったでしょうね。
おそらく、施術者も。



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以下、そのときの放送分をもとに、考えてみたいと思います。


被害にあったお二人の方が出ていました。
一人は、上腕の内出血。
肩こりが辛くて、施術を受けに行ったら、セラピストに強圧で押されて、こうなってしまったとのこと。

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もうお一人は、頚椎損傷。
もともと、高齢者に多い、首の靭帯が硬くなり神経を圧迫する疾病があったとのこと。
セラピストがそこを見逃し、首を急に捻転してしまったことによるもので、その後会社も辞め、痛みと痺れに苦しむ毎日だそうです。
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なぜ、このようなことが起こってしまったのか。


施術をしている人間が医学を知らない。人の体、人体構造を知らない。


安易な気持ちで施術をかけている例が、とても多いです。
(整形外科医・喜多保文先生)

本当にその通りだと思います。

人の体の解剖学や、病理について、ごく初歩的なことすら知らないセラピストが、残念ながら存在します。

「ひざから下は、2本の骨がありますよね。」
「そうなんですか?1本だと思ってました。」
(実際にあった会話)

そして、いきなり強擦強圧での施術。

こっているところを見つけたら、そこをひたすら、強く押したり、擦ったり。


慎重であるべき人の体に触れることを、いい加減な知識と技術、もしくは、自己過信した知識と技術で行っていることが、被害の原因だと考えられます。


やはり人体になんらかの働きかけをするってことは、本来は危険性を持っている。
その危険性をいかに排除し、安心・安全の施術を提供できるか。

そこのところは、教育とリスクマネージメントですね。
(明治国際医療大学 矢野忠特任教授)



大手サロンでは、教育を見直すところも出てきたようです。

講師
「首は、非常にナーバスなところだから、強くやらない。お客様が『もっと』と言っても、頑張りすぎない」
「肩甲骨の下に肋骨しかないので、下1/4は圧迫禁止。真上から押すと、肋骨がポキっといきやすい」

そんな、現場に沿った研修を行っていました。



しかし、個人で働くセラピストの場合は、現状、セラピストの倫理観に委ねられています。

すべてのセラピストが、人の体に触れる「怖さ」と「責任」を考えたら、

セラピストとしての基礎的な解剖学、病理すら知らずして、お客様に触れることなどできない!

ことに、気がつくことを願ってやみません。



マタニティアロマトリートメント講座では、原則的には、そのセラピストの持つ手技を活かして、マタニティトリートメントをおこなっていただければと、考えています。


ただし、安全面への配慮に欠けた手技や、技量不足が見受けられた場合は、手技を変えていただくようにしています。
その場合は、後日に実技復習講座を受講するなどのフォローアップ講座への参加もお願いしています。

人は皮膚から連携してランチしてラッシュする??

最近、とても充実した時間を過ごしていて、ブログの更新を怠りがちなことを反省しつつ、一気にまとめてupします。



まず、「人は皮膚から癒される」の著者で桜美林大学の山口創先生のお話しを伺いました。

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人は全身に、感情喚起機能の触覚があり、効果的に作用させるには「速度」「圧」「密着感」「入れ方と抜き方」「温度」がポイントである

と、まさに、オイルトリートメントの基本をおっしゃっていました。
この基本ができていないセラピストがよく見受けられるので、ぜひここは、たいせつにしていただきたいな、と改めて思いました。

何ごとも、基本は大事!




それから、ご依頼を頂き、セミナーの講師もやらせていただきました。
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医療連携パートナー養成講座にて、

「医療との連携 現状と課題」というテーマに基づき、私が産婦人科でおこなっている分娩への介入をメインに事例をお話しさせていただきました。

非医療者が医療現場で働く意味を、一緒に考えるよい機会になりました。

スクール受講生の方が、認定第1号となり、今後の活躍にますます期待です!



そうそう
受講生のみなさんで、ランチ会もしました!

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講座では、私がお話しすることがほとんどなので、今回はみなさんのお話をたくさん聞けて楽しかったです。
3時間では全然時間が足りなかったので、もう次回はパジャマパーティにしちゃいたい!笑



マタニティトリートメントの導入・技術指導をさせていただいているラッシュの代官山店にもお邪魔しました。

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マタニティトリートメントはとても好評とのこと。
また、ショップスタッフのみなさんも、講座での学びを生かしたアドバイスが妊婦さんにできるようになったとのことで、たいへん嬉しく思いました。



と、思い出したことを、ざっと羅列しただけになってしまいましたが、まだしばらく慌ただしくも楽しい時間になりそうです。

プロフィール

マタニティセラピストスクール

原田 香

Author:原田 香
イギリスにてITECの国際資格を取得。さらに知識を深めるために、St. Mary's University(ロンドン) などで補完代替療法を2年に渡り学びました。

イギリスと日本のサロン・スパ、そして産婦人科・緩和病院などの医療機関で臨床を積み重ね、病院内のメディカルサロンの立ち上げ、外資系ホテルスパや自然派コスメブランドでのマタニティトリートメント導入にも携わっています。

これまで300名を超えるセラピストの方にマタニティトリートメントをお教えしてきました。リスクマネジメントを重んじ、安全を最優先にした、効果的なケアをお伝えしています。受講後に、産婦人科で活躍する方や妊産婦向けのサロンを営む方もたくさんいます。

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