2016→2017年、ありがとうございました

2016年も終わってしまいますね。

振り返ると・・・、
あれ、何したかな?、という感じではあるのですが、スケジューラーを追っていくといろいろとやっていました!

(↓唐突に、箱根の写真・笑)
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まず1月に、国際メディカルセラピー研究会を立ち上げて、
4月のセミナーでは、50名のセラピスト・エステティシャンの方が集まって、「科学的思考」について考えていったり。


地方出張もいろいろと呼んでいただきました。
沖縄とか、3回目の沖縄とか、名古屋とか、また名古屋とか、鹿児島とか、近場では立川ルミネとか。


コスメブランド、ラッシュのスパでのマタニティトリートメント技術指導もワクワクしました。ラッシュのマッサージバーを使ってのマタニティトリートメントなので、基材選びから、楽しみながら指導させていただきました。
京都のラッシュにもお邪魔しましたねぇ。(しみじみ)


産婦人科クリニックさくら併設、統合医療ルームの立ち上げにも携わり、医療との連携が少しずつでも広まっていくよう、これからも自分にできることをしていこうと誓いました。


出産ドゥーラとしては、より深く広く、学術的に知識を増やすことができた年でした。
ドゥーラ研究者の筑波大学の福澤先生との出会いフォレンジック看護学会@日本福祉大学、ブログには書き忘れましたが、世界最大のドゥーラ協会DONAのデボラさんのワークショップ、そしてドゥーラの生みの親でもあるフィリス先生と浅草観光などなど。

来年はさらに深く広く・・、そして後進のドゥーラのためにも道標を刻めたらと思っています。


もちろん!
マタニティアロマトリートメント講座、産後アロマトリートメント講座、そしてベビーマッサージセラピスト講座にも、日本全国から(海外からも)学びに来ていただきました。

2016年の1年間で、述べ149人ものセラピスト、エステティシャンの方との出会いがありました。

ただ人数の多さではなく、おひとりおひとりと、末長くよい関係を保ちたいので、FBで、非公開のグループを作り、keep in touch しています。



さて、2017年の目標ですが、
・・・・・

特になし。笑


1年単位では、動かせないものが目標なのて、10年後に向けて来年も邁進していきたいと思います。


なのに、東京都の過去10年の周産期の死亡原因の1位が自死であり、他の先進国と比べて突出しているという、このゆがんだ事実。


医療、行政、地域、・・・
そして、私たちセラピストにもできることはきっとあります。


日本中に、知識と技術をしっかりと習得した、「安全と責任」を重んじたマタニティトリートメントができるセラピスト・エステティシャンが増えて、ゆとりのある妊産婦さんだけでなく、「普通の」妊産婦さんもトリートメントを受けることができる環境になるように・・


講師として私ができることを、コツコツと、時にはドラスティックに、考えていきます。
2017年も、どうぞよろしくお願いします。

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ベビーマッサージと産後ママ

12月の産後アロマトリートメント講座の翌日。
今度は、ベビーマッサージセラピスト講座を行いました。

こちらの講座も、遠くは、福岡、京都、大阪からも・・、セラピストの皆さんがお集まりくださいました。


赤ちゃんのビデオを観たり、

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ベビー人形をモデルにレッスンのロールプレイをしたりしていると、どんどん優しい気持ちになってきます。

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ベビーマッサージセラピスト講座は、終了後、セラピストの方々に感想をうかがうと、

「母性に満ち溢れて、幸せな気持ちになります♡」
という声が多い!

たとえ人形でも、施術者にベビーマッサージの影響が現れてくるようです。



イギリスのインペリアルカレッジでの研究で、産後うつの母親にもよい影響を与えたという発表があります。

《概 要》
・産後うつの母親対象
・ベビーマッサージクラスに参加の群31人と、支援グループに参加の群31人を比較
・1年間で6回の介入
・介入の前後に、アンケートおよび赤ちゃんに接する様子を撮影

《結 果》
・ベビーマッサージ群は、4週間でEPDSスコア(産後うつの尺度)が下がった
・1年後、スコアは、対赤ちゃんとの関わりでのうつレベルはなくなった
・それに関して、支援グループ群は、変化がなかった
・上記以外は、2つの群に差はなかった



ベビーマッサージを行うことで、産後うつの改善が見られたとのこと。

産前産後の女性に寄り添いたいセラピストの方には、産後女性へのリラクゼーションやストレス緩和という観点からも、サロンメニューにぜひベビーマッサージの導入もお勧めします。



当スクールのベビーマッサージは、もともとイギリスのミッドワイフから直伝された手技を、日本の慣習を踏まえて、日本人赤ちゃんに効果的な手技を選択して、日本人小児科医(女性)に監修をお願いした、オリジナルのベビーマッサージ。


次回の講座は、来年の春頃に考えています。

産後にフレキシブルな骨盤を作る

12月のマタニティアロマトリートメント講座に続けて、産後アロマトリートメント講座も行いました。

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日本各地、滋賀、京都、大阪、群馬、茨城、埼玉、東京・・
本当に、遠くからも近くからも、日本各地から集まっていただき、身が引き締まる思いです。

しかも、皆さん、マタニティアロマトリートメント講座を受けていただいたリピーター受講生の方々で、それもまたたいへん嬉しく思っています。



こちらの講座は、産後の方からニーズの高い、「骨盤ケア」にフォーカスして、講座を行っています。


ただ一様に、「産後は骨盤が緩んでいるから、ゆがんでいるから、絞めていきましょう!」というものではなく、


評価(仮説を立てて)して→緩めて→鍛えて→持続させる


そして、個々に合った「フレキシブルな骨盤」を作り出すことを目的としています。

骨盤は、体幹(体の上半身)と下肢を繋いでいる大事な骨であり、動作のたびに骨盤も動きます。




ルーティーンでおこなうトリートメントではなく、クライアントに合わせて、セラピストが考えながら、トリートメントを構築していきます。

慣れるまでは、頭を使うので、ヘロヘロ。(慣れるまでは)

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講座の後の、やりきった感満載の、若干テンション高めなまま、かわいい小顔ポーズで、パチリ。(すみません、私ひとりアイタタタ・・なことは十分分かっていますので。笑)


ポーズも写真撮影も、強要していませんので、これから受講される方は、ご安心ください。笑

お腹に負担のかからない手技

とてもありがたいことに、年末や来年に向けてのたくさんの仕事をしている日々で、また、産婦人科では怒涛の出産ラッシュも加わり、代わりにブログ更新が疎かになってしまいました。



その中での、まずは12月のマタニティアロマトリートメント講座。

東京、神奈川、埼玉、群馬など、東京近郊の方が多くご参加いただきました。

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すでに、マタニティトリートメントを取り入れていらっしゃる方や、学ばれたことのある方もいらっしゃいましたが、もう一度きちんと医学的な知識も含めて学んでおきたい、と受講されました。



妊婦さんへのトリートメントは、側臥位、シムス位なら、お腹に負担がかからないと思われがち。
しかし、たとえ横向きであっても、施術の際に圧をかける方向を意識しないと、赤ちゃんのいるお腹に圧がかかってしまいます。


こちらでお伝えしているトリートメントは、圧をかけるとき、体の中心に向かってではなくて、体側方向にかけていく手技。
また、セラピスト側に「引く」ニーディング(揉捏法)も、覚えておきたい手技のひとつです。


これらは、一般の方へのトリートメントとかなり異なります。
私が産婦人科において、日々、妊婦さんのケアをしていく中で開発した、とても効果的な手技ですので、講座では練習を繰り返していきます。

産婦人科の現場経験から学ぶ講座

私が、マタニティトリートメント講座を行うにあたって、大切にしていること。

妊娠・産後という、人間にとって、とてもエネルギッシュであり、センシティブな時期の女性の心と体に触れていくためには、「セラピストの感性」だけではなく、「医学的な観点」も重んじていく、ということをお伝えすることです。


これは、日々、産婦人科の医療現場にて、妊産婦さんのケアをさせていただいている私のベースとなる考えです。

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おそらく、私の勤務する産婦人科のように、私たちセラピストにケアを任せていただける医療現場は、まだまだ少ないと感じています。


妊娠、分娩、産褥、産後と、周産期の女性に関わるケアをチームの一員として担っています。
セラピーが医療を補完しながら、妊産婦さんを多角的にみていきます。

そして、医師や、"多数の" 助産師の方々からのご意見を、常に伺うことができる環境にあります。
(※助産師によって考え方や捉え方が異なることがよくあるので、ひとりに偏るのではなく、多数の方に意見が聞ける環境であることも重要!)

時には、切迫早産で入院中の方のケアをしたり、なんらかの持病を持ちながら妊娠中の方のケアだったり、出産後に赤ちゃんが緊急搬送された方のケアにも携わります。


私のマタニティアロマトリートメント講座、産後アロマトリートメント講座では、このような日々の現場から得た数多くの症例・経験と、EBM(科学的根拠)に基づく観点をしっかりとセラピストの皆さんにお伝えすることが、このような類い稀な立場にいることができるセラピストの使命と思い、講座の中に盛り込んでいます。

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「産婦人科の現場経験から学ぶ」

ということには、こんな意味が込められています。


陣痛緩和マッサージ講座

先日、私が勤務する産婦人科にて、
妊婦さんとそのパートナーの方を対象に、陣痛緩和のサポートの方法をレクチャーしました。

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これは、私が仲間たちと一緒に、ドゥーラとして陣痛から出産までをサポートしている「アロマ分娩」での、800件以上の臨床経験をもとに、上手なサポートの仕方をお話しています。

開講のきっかけは、
私が産婦人科内のセラピストブログに書いたのを、院長先生がご覧になり、講座を勧めていただいたからで、かれこれ5年目となりました。



陣痛のときに、よく聞くお話。
「ダンナの "ひと言" にイラっときた」
「全然、違うところをマッサージしていたので、思わず怒ってしまった」

一生懸命が空回りしてしまうケースです。


こちらの論文(山梨大学医学部付属病院「夫立会い分娩による助産師のケア)にもありますが、立ち会い出産の場合、出産後に「夫が無力感を持たないようなケア」は、とても重要だと感じています。

夫婦そろって出産における自己評価を上げることが、満足の高いお産に繋がっていきます。

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上記論文によると、産婦さんはパートナーに、マッサージなどの技術的なサポートよりも、精神的なサポートを強く望む傾向にあるとのことですが、技術を多少なりとも知っていると精神面での支えにもなると感じています。


簡単に、的確にできるマッサージ、呼吸法、アロマの選び方と使い方などをお話しました。

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陣痛の痛みは、時間の経過とともに、上から下に移動します。(個人差はあります)
最初は、腰椎のあたりにあった痛みも、赤ちゃんを娩出する直前は肛門あたり(怒責)に変わります。

進み具合によって、パートナーの方はマッサージ手技をかえていくとよいです。


最後に、ご参加いただいた方々のよいお産を願って、講座は終了となりました。


いつか、スクールでもこのお話ができる機会を作りたいと思います。

ドゥーラの生みの親、フィリス・クラウス先生と

約40年ほど前、
小児科医で研究者のマーシャル・クラウス博士らが、産婦さんの陣痛から出産までの経過と児の関連性を研究されていました。

陣痛から出産までの経過観察は、数名の医学生が担当しており、
博士からの指示は、部屋の隅でじっと観察をしているように、という内容でした。

ところが、ひとりの女学生が、
陣痛で苦しんでいる産婦さんをただ見ているだけ、ということができず、髪や肩を優しく撫でて、励ましました。

すると、他の学生らが観察していた産婦と比べて、その女学生と過ごした産婦に、明らかな「差」がでてきました。全員が分娩時間が短縮され、合併症のないお産となったのです。


マーシャル・クラウス博士は、これをきっかけに、
のちの奥様であり教育・研究者でもあるフィリス・クラウス先生らと一緒に、ドゥーラ効果の研究を始めました。(以上、The Doula Book 並びにフィリス先生からのお話による)



その後、ドゥーラにかかる数々の論文や書籍を発表。

その中の The Doula Bookは、日本語版もあります。

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今回、筑波大学の医学医療系の福澤先生、杉本先生をはじめ、たくさんの先生方のご尽力により、フィリス・クラウス先生が来日され、大阪とつくばで講演をおこないました。

しかし、私は仕事の関係で、その日の講演に参加することができないー!


・・と、やきもきしていたところ、
福澤先生のご配慮で、フィリス先生と浅草観光をご一緒するチャンスをいただきました。


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初めてお会いしたフィリス先生は、
まるで我が子に接するかのごとく、瞬時に大きな心で包み込んでくださる惜しみない愛情と、ユーモアのセンスも併せ持った、とてもチャーミングな女性でした。

いかにドゥーラが重要な役割を果たすことができるのか、そしてドゥーラとしてあるべき姿など、たくさんのお話を伺うことができました。

そして、私が仲間たちと産婦人科でおこなっているドゥーラのお話にも耳を傾けていただき、光栄極まりない瞬間でした!



著書にメッセージを・・

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Dear Kaoru,
Much joy in the important work you do helping families with affection.
Phyllis Klaus

フィリス先生に、ドゥーラとして認めていただいたことに感動・・(ToT)

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フィリス先生からのメッセージの通り、
愛情を持ってたくさんの産婦さんとご家族のために、これかもがんばろう!と胸にしっかりと刻みました。


プロフィール

マタニティセラピストスクール

原田 香

Author:原田 香
イギリスにてITECの国際資格を取得。さらに知識を深めるために、St. Mary's University(ロンドン) などで補完代替療法を2年に渡り学びました。

イギリスと日本のサロン・スパ、そして産婦人科・緩和病院などの医療機関で臨床を積み重ね、病院内のメディカルサロンの立ち上げ、外資系ホテルスパや自然派コスメブランドでのマタニティトリートメント導入にも携わっています。

これまで300名を超えるセラピストの方にマタニティトリートメントをお教えしてきました。リスクマネジメントを重んじ、安全を最優先にした、効果的なケアをお伝えしています。受講後に、産婦人科で活躍する方や妊産婦向けのサロンを営む方もたくさんいます。

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