妊娠中の骨盤に対するアプローチ

妊娠中の腰痛にはいくつか要因があります。
そのうちの一つに、骨盤帯の不安定症によるものがあります。
 

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リラキシンなどの影響で、
●仙腸関節の過可動性
●恥骨結合は妊娠後期から出産にむけて1cm開大
(参考:ウィメンズヘルスリハビリテーション/メジカルビュー社版)

その結果、
骨盤を支持している靭帯に緩みが出てきて、骨盤帯が不安定な状態になるからです。

特に、仙骨は上半身からも下半身からも力が集まる場所。
骨盤帯が対称性に欠けていると、より痛みが増してしまいます。


マタニティトリートメントでは、この不安定症由来による腰痛への手技もおこないます。

その際、要となるのは、仙骨と仙腸関節の位置と形。

セラピストの手でしっかり感じ取ったら、
不安定な骨盤を支持するために、過緊張をおこしている筋肉に対して、柔軟性を持たせるようにアプローチしていきます。

ただし、腹部に圧迫をかけることは避けなければならないので、圧をかけていく方向に注意が必要です。


実は、この中のいくつかの手技は、陣痛の緩和にもとても効果的。
実際に、産婦人科でのアロマ分娩の際に取り入れて、産婦の方から産痛の緩和にとても役立ったと高評価をいただいています。


注意点として、
特に産後、骨盤輪不安定症で「恥骨結合離開」の場合は、私たちは禁忌となります。その場合、医療機関での受診をお勧めすることも、私たちの責務です。

判断の仕方は産後アロマトリートメント講座の中でお伝えしています。

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プロフィール

マタニティセラピストスクール

原田 香

Author:原田 香
イギリスにてITECの国際資格を取得。さらに知識を深めるために、St. Mary's University(ロンドン) などで補完代替療法を2年に渡り学びました。

イギリスと日本のサロン・スパ、そして産婦人科・緩和病院などの医療機関で臨床を積み重ね、病院内のメディカルサロンの立ち上げ、外資系ホテルスパや自然派コスメブランドでのマタニティトリートメント導入にも携わっています。

これまで300名を超えるセラピストの方にマタニティトリートメントをお教えしてきました。リスクマネジメントを重んじ、安全を最優先にした、効果的なケアをお伝えしています。受講後に、産婦人科で活躍する方や妊産婦向けのサロンを営む方もたくさんいます。

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