世界でもっとも安全に出産できる国は?



こちらのグラフは、主要各国の、妊娠22週ー生後1週間未満の間にお空に帰ってしまった赤ちゃんの人数。
(周産期死亡率=人数/1000人あたり)。

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医療先進国と言われているアメリカで、7人/1000人あたりの赤ちゃんが何らかの原因で死亡、中国では47人です。
それに対して、日本は3人と、断然少ない数値です。


次は、亡くなってしまった妊婦さん、産後ママの人数。
(妊産婦死亡率=人数/出生10万人あたり)

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同じく、日本は圧倒的に少ない。
(出典元は、いずれもWHO)


これらのグラフから、日本は世界でもっとも安全に出産できる国だということがわかります。



次は、日本国内、66年前の日本と現在の日本の比較です。

1950年の妊産婦死亡率(人数/出生10万人あたり)

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自宅出産がほとんどだった、1950年(終戦後5年)では、161.2人/妊婦10万人あたりでした。


そして、最新データの2013年では・・

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4人/妊婦10万人あたりまで激減しました。

妊産婦死亡総数で42人。
単純に計算して、1950年には助からなかった妊婦さん4,117人のうち、現在なら4,075人助かることができます。(と書かれています)


産婦人科にいると、
大学病院やNICUのある大病院に緊急搬送される妊産婦さんや産まれたての赤ちゃんを目の当たりにすることがあります。

何度見ても、その光景はぐっと込み上げてくるものがあるほど辛い・・
でも助かるために搬送されていると思うと、安心もします。

その妊婦さんや赤ちゃんが、60年前や他国だったら、果たして助かることはできたのでしょうか。



妊婦が主体となって出産をすることは、とても素晴らしいことだと思います。
ただ、近年の自然回帰志向のブームとともに取りざたされている、「医療介入のない自然なお産」については、疑問も感じるところがあります。


安全に出産できて、はじめてお産に対する満足度も評価されます。
そして、安全に出産できることは、世界的に見ても当たり前のことではないのです。

「出産がゴール」なのではなく、あくまでも「スタート」だということをセラピストとしても認識しておきたいと思っています。


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プロフィール

マタニティセラピストスクール

原田 香

Author:原田 香
イギリスにてITECの国際資格を取得。さらに知識を深めるために、St. Mary's University(ロンドン) などで補完代替療法を2年に渡り学びました。

イギリスと日本のサロン・スパ、そして産婦人科・緩和病院などの医療機関で臨床を積み重ね、病院内のメディカルサロンの立ち上げ、外資系ホテルスパや自然派コスメブランドでのマタニティトリートメント導入にも携わっています。

これまで300名を超えるセラピストの方にマタニティトリートメントをお教えしてきました。リスクマネジメントを重んじ、安全を最優先にした、効果的なケアをお伝えしています。受講後に、産婦人科で活躍する方や妊産婦向けのサロンを営む方もたくさんいます。

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