足のむくみの場合、見るべきポイントは2つ!

先日、産後3日目の方のトリートメントの際、

「足のむくみがひどくて〜。涙」との訴えがありました。


拝見すると、

左右で足の太さが違う。
正確に言えば、下腿部(ふくらはぎ)は両足に軽度の腫脹(はれ)が見られて、足背から足底までが、左足だけパンパン!


足のむくみを訴える妊婦さん・産婦さんに対して、セラピストの見るべきポイントは2つ+α。

まず、左右差がないかどうか。(←これは最重要!)

そして、圧痛がないかどうか。
腓腹筋、膝窩、そけい部と、何箇所か押してみます。

その他にも、皮膚が発赤していないか、熱を持っていないかも見ておきます。


次に確認事項として、2つ。

高血圧症ではないか、確認。
そして、産後の方であったら帝王切開か経腟分娩かも確認します。


深部静脈血栓症と妊娠性高血圧症候群を疑っているのです。

「妊婦、産婦だからむくみやすい」と安易に判断せずに、トリートメントはこれらの病状がないことが前提です。

万が一深部静脈血栓症の場合、肺に血栓が飛んで行ってしまったものが、いわゆるエコノミー症候群で、呼吸困難、ショック状態、そして死に至るものです。


この方の場合、左右差がありました(足関節から下だけですが)ので、一般のサロンでしたら、禁忌となります。

産婦人科サロンにいるセラピストの場合は、必ず、医師・助産師に確認をします。


ちなみに、この方の場合は、ドクターより血栓症でも高血圧症でもないとの診断を得ましたので、トリートメントをおこないました。



講座では、深部静脈血栓症は画像でわかりやすく学べるようにしています。


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プロフィール

マタニティセラピストスクール

原田 香

Author:原田 香
イギリスにてITECの国際資格を取得。さらに知識を深めるために、St. Mary's University(ロンドン) などで補完代替療法を2年に渡り学びました。

イギリスと日本のサロン・スパ、そして産婦人科・緩和病院などの医療機関で臨床を積み重ね、病院内のメディカルサロンの立ち上げ、外資系ホテルスパや自然派コスメブランドでのマタニティトリートメント導入にも携わっています。

これまで300名を超えるセラピストの方にマタニティトリートメントをお教えしてきました。リスクマネジメントを重んじ、安全を最優先にした、効果的なケアをお伝えしています。受講後に、産婦人科で活躍する方や妊産婦向けのサロンを営む方もたくさんいます。

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