産後の「首こり」には注意

産後、授乳や沐浴などによって、うつむいて肩が前に出る姿勢をとることがよくあるので、「首がこる」と訴えるクライアントはとても多いです。

特に、下の黒丸の(後、中、前)斜角筋が硬くなってしまっているケース。

頸部のトリートメントのとき、左右に側屈・回旋しておこなうと、乳突筋の後ろに細くパラパラとした硬い腱のように感じる筋肉に触れたことがある方も多いと思います。
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そのまま過度な緊張が続くと、血管や腕神経叢を圧迫して、手のしびれや痛みを誘発する胸郭出口症候群の原因にもなります。

だからと言って、この筋肉をがっつりと強圧でトリートメントすることはNG!
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クライアントも非常に不快に感じますし、腕神経叢や血管はこれだけすぐ側を走行しています。


代わりにこの2つの筋肉にアプローチをしてみてください。

1つ目は小円筋。
肩甲骨外側縁から上腕骨大結節まで、腋窩の極あたりにあります。これも強擦では痛みを感じるので、丁寧にペトリサージュをします。ただし、授乳中は腋窩を押圧することは避けます。
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2つ目は、小胸筋。
ここも過緊張が続くと、手の痺れの原因になることもあるので、デコルテの施術の際に、ナックリングなどで緩めていきます。
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斜角筋は、腰痛にも呼吸にも関与する、小さいけれど重要な筋肉です。

※腕の痺れや痛みがある場合は、必ず医療機関への受診を勧めてください。

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プロフィール

マタニティセラピストスクール

原田 香

Author:原田 香
イギリスにてITECの国際資格を取得。さらに知識を深めるために、St. Mary's University(ロンドン) などで補完代替療法を2年に渡り学びました。

イギリスと日本のサロン・スパ、そして産婦人科・緩和病院などの医療機関で臨床を積み重ね、病院内のメディカルサロンの立ち上げ、外資系ホテルスパや自然派コスメブランドでのマタニティトリートメント導入にも携わっています。

これまで300名を超えるセラピストの方にマタニティトリートメントをお教えしてきました。リスクマネジメントを重んじ、安全を最優先にした、効果的なケアをお伝えしています。受講後に、産婦人科で活躍する方や妊産婦向けのサロンを営む方もたくさんいます。

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