シャンプーの香りの赤ちゃん

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子宮や出産に関わるエトセトラ。

子宮は、女性にとってはなじみ深い臓器であり、神秘に満ちている臓器だからでしょうか。
たくさんの都市伝説がありますよね。

先日も、受講していただいた方から、

「女性の場合、合成シャンプーの界面活性剤の毒素が子宮に蓄積されて、月経で排出しているけど、妊婦さんの場合月経がないので、だから最近の妊婦さんは、出産のとき、羊水からシャンプーの香りがしたり、泡立ったりしている、とネットで見たんですけど・・」

というお話が出ました。

これはもう、ずいぶん昔から言われている話です。
結局のところ、どこかのマルチ商法のプロパガンダなのですが、耳心地のよいセオリーが自然回帰志向にマッチしてしまったのでしょうね。

そもそも、界面活性剤がシャンプーの香りなのではなく、香料が界面活性剤によって可溶化したものがシャンプーの香りだと思うのですが・・


私は、セラピストとして分娩のケアもしており、分娩室で赤ちゃんの誕生の瞬間にも日常的に立ち会っています。しかしながら、これまで一度たりとも、シャンプー臭の羊水や泡立った羊水を見たことはありません。

確かに産まれたばかりの赤ちゃんは皆、ふわっと何とも言えないやさしい香りがするのですが、シャンプーの香りとはまったくの別物。

逆に、シャンプーが子宮を標的器官として狙えるのなら、子宮系疾患の治療に応用できるでしょうね。


子宮や出産に関する似非科学が、セラピストの間にもたくさん横行しています。
エビデンスがすべてだとは思いません。胎内記憶にしても胎教にしても、立証されていなくても母子間のアタッチメント形成によい影響を与えることは事実。

ただ、横暴な似非科学によってセラピストが妊婦さんを振り回してしまうことは、心身をケアする立場の責任を軽んじています。


正しい知識と技術を身につけた、マタニティセラピストを目指してください。


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プロフィール

マタニティセラピストスクール

原田 香

Author:原田 香
イギリスにてITECの国際資格を取得。さらに知識を深めるために、St. Mary's University(ロンドン) などで補完代替療法を2年に渡り学びました。

イギリスと日本のサロン・スパ、そして産婦人科・緩和病院などの医療機関で臨床を積み重ね、病院内のメディカルサロンの立ち上げ、外資系ホテルスパや自然派コスメブランドでのマタニティトリートメント導入にも携わっています。

これまで300名を超えるセラピストの方にマタニティトリートメントをお教えしてきました。リスクマネジメントを重んじ、安全を最優先にした、効果的なケアをお伝えしています。受講後に、産婦人科で活躍する方や妊産婦向けのサロンを営む方もたくさんいます。

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