妊婦さんに適した圧

受講生からよく質問されることのひとつに、

「妊婦さんの圧加減がよくわからない」
「妊婦さんだから、弱い圧の方がいいですよね?」

という「妊婦さんの圧」に関するものがあります。

「妊婦さんに強い圧は危険!」というイメージ、確かにありますよね。


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実技練習のときにお話しているのは、まず「妊婦さんの圧」という考え方をやめること。
とうぜんながら、10人の妊婦さんがいれば、10通りのカラダがあるわけなので、十把一絡げにくくることはできません。圧の嗜好も、弱めの圧が好みの方もいれば、強めの圧でないと満足できない、という方も中にはいます。


すなわち、一般の(妊娠していない)女性に対する圧の考え方と一緒で、個々に適した圧の加減でおこなうことが、セラピストには要求されます。マタニティトリートメント=弱圧ではないということです。


でも、とうぜん、強圧・強擦をおこなうときは、注意しなければいけないことがいくつかあります。

まずは、お腹のハリを引き起こさないように、急激な圧を与えないこと。
基本は漸増漸減圧と持続圧です。
イメージとしては、5秒かけて増圧して、10秒同じ圧をキープして、5秒で減圧する感じ。
講座の実技では、手根圧迫法とストレッチのときにこれを練習していきます。

それから、「肩こりがヒドい」からといって、肩まわりに集中的にフリクション(強擦法)をおこなえば、筋膜や筋繊維の炎症(もみ返し)が皮下で生じます。

腰部に対するアプローチの際は、腹部に圧がかからないように、圧の方向に気をつけます。


「妊婦さん」には共通した身体的な特徴もあります。
しかし、その共通した特徴も、十人十色、ひとりひとり違った症状となるのです。



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プロフィール

マタニティセラピストスクール

原田 香

Author:原田 香
イギリスにてITECの国際資格を取得。さらに知識を深めるために、St. Mary's University(ロンドン) などで補完代替療法を2年に渡り学びました。

イギリスと日本のサロン・スパ、そして産婦人科・緩和病院などの医療機関で臨床を積み重ね、病院内のメディカルサロンの立ち上げ、外資系ホテルスパや自然派コスメブランドでのマタニティトリートメント導入にも携わっています。

これまで300名を超えるセラピストの方にマタニティトリートメントをお教えしてきました。リスクマネジメントを重んじ、安全を最優先にした、効果的なケアをお伝えしています。受講後に、産婦人科で活躍する方や妊産婦向けのサロンを営む方もたくさんいます。

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