妊娠中に使用できる精油

■ 妊婦さんに使用可能な精油

これに関して、アロマセラピー業界全体での統一したガイドラインはありません。

それは、妊婦・胎児と精油との関係性を示す科学的に利用できるデータが圧倒的に少なく、また実験テストをおこなうことは倫理的に許されるはずがないことが、その原因と思われます。

ですから、各協会で独自の判断基準を設けており、それが協会によってかなり異なり、また、アロマセラピーの権威と呼ばれる先生によっても異なるため、業界全体の統一の見解はないのが現状です。


マタニティアロマトリートメント講座でお伝えしている精油の禁忌は、「精油の安全性ガイド・第2版/改訂版(ロバート・ティスランド)」と、私が定期的に学んでいる三上杏平先生の精油化学の授業の中で禁忌としている成分からのシェア、また、使用をお勧めする精油は、その両方のデータを基に、私のこれまでのマタニティケアの臨床から、色々な意味で「使える精油たち」を選び出しています。
精油の使用方法については、産婦人科の先生にご意見を伺っています。


ロバート・ティスランド「精油の安全性ガイド」改訂版の発行は、世界中のアロマセラピストが待ちわびていたもので、精油に関する情報量が収載されたガイドブックでこれ以上のものは他にないと思っております。

ですが、あれだけの膨大な文献を概括した本であっても(膨大だからこそか、、)、矛盾点や疑問点が湧き出て来るのが、アロマセラピーのまだまだ奥深いところです。

例えば、安全性ガイドにはスイートバーチやウィンターグリーンなどの主成分「サリチル酸メチル」は、中毒性があるため、妊娠中は避けるべき精油と記されていますが、薬理学的には、妊娠中は「インドメタシン」「ジクロフェナクナトリウム」などの湿布薬は使用制限されていますが、「サリチル酸メチル」を主成分とした湿布薬は、逆に第1選択の外用薬と言われているようです。

これをどう捉えるかは、また見解が分かれるでしょうね。

私は、個人的にセラピストとして妊婦さんに使用する場合なら、妊娠週数、使用方法、使用回数、濃度などを考慮して、ウィンターグリーンを使用することはありますが、講座ではグレーゾーンは黒という考えでお話ししています。


先日、勉強会に参加した際、バーグ先生もおっしゃっていましたが、セラピストであるなら、本や雑誌、ネットなどに出ている情報は鵜呑みにせずに、疑って調べる、もしくは自分でやってみて体感する姿勢は大切だと感じています。

そして、アロマセラピーの情報は常にアップデートされるものなので、キャッチアップを怠らないように心がけたいと思います。

私が、イギリスで ITEC (International Therapy Examination Council) のアロマセラピーの勉強をしていた時代は、妊婦さんに使用可能な精油は、マンダリンのみと言われていました、たしか、、


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プロフィール

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原田 香

Author:原田 香
イギリスにてITECの国際資格を取得。さらに知識を深めるために、St. Mary's University(ロンドン) などで補完代替療法を2年に渡り学びました。

イギリスと日本のサロン・スパ、そして産婦人科・緩和病院などの医療機関で臨床を積み重ね、病院内のメディカルサロンの立ち上げ、外資系ホテルスパや自然派コスメブランドでのマタニティトリートメント導入にも携わっています。

これまで300名を超えるセラピストの方にマタニティトリートメントをお教えしてきました。リスクマネジメントを重んじ、安全を最優先にした、効果的なケアをお伝えしています。受講後に、産婦人科で活躍する方や妊産婦向けのサロンを営む方もたくさんいます。

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